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20世紀前半、若き社会主義者だった後の独裁者ムッソリーニには 全財産を投げ打って
ムッソリーニを支えたイーダという女性がいた。 イーダはムッソリーニの息子を生み 幸せだったある日 正妻と子供の存在を知り 自分が妻であり 息子を長男と認めさせようと 孤軍奮闘するが 危険人物と見なされ 息子と引き離され 「偏執狂」という病名で精神病院に入れられてしまう。 イーダの存在は最近までイタリアの歴史の闇に葬られていたそうである。 前半は戦争へ向かう政情と ムッソリーニとイーダの熱いベッドシーン。 何だか情熱的というより物凄く暑苦しく激しいイーダの愛情 ムッソリーニの演説も同じく暑苦しく激しい どっちも偏執狂っぽい; ラストは衝撃的。 イーダ役のジョヴァンナ・メッゾジョルノの野生的で大きな眼が魅惑的。
1941年。
ナチス支配下のパリでユダヤ人のリュシアンは、父から強制されるピアノの練習を嫌がる 煙草を吸い、女好きで ルックスのコンプレックスに悩む早熟な少年だった。 美術学校に通うようになったリュシアンはサルバトール・ダリの愛人と一夜を共にする。 その後、セルジュ・ゲンスブールはキャバレーでピアノを弾きながら、作曲を始め、 エリザベットと結婚する。 作曲家として人気が出たゲンスブールは人妻だったブリジット・バルドーとの恋が破綻し 20歳の英国女優ジェーン・バーキンと3度目の結婚。 二人は娘シャルロットをもうけ、世界的に有名になるがゲンスブールの心臓発作後 酒とタバコをやめないゲンスブールにバーキンは別れを告げる。 その後、30歳年下のモデル・歌手バンブーとの間には息子も誕生する。 ジェーン・バーキンと離婚したのは知らなかった。 モテ度はルックスじゃないね。 なかなかバルドーやバーキンに似てる女優さんっていないな。 個性きょーれつ! ゲンズブールの声と曲はけっこう好き。 バーキンがとても好きだけどv セルジュ・ゲンスブール(エリック・エルモスニーノ) ブリジット・バルドー(レティシア・カスタ) ジェーン・バーキン(ルーシー・ゴードン)
レバノン出身のカナダ人劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲の映画化。
カナダ。 中東出身のナワルは、双子のジャンヌとシモンに風変わりな遺言と シモンに父と兄を探して渡すようにと2通の手紙を託して死ぬ。 母の遺言に気乗りがしないシモンを置いて ジャンヌは一人 母のルーツを求めて ナワルの生まれ育った国を訪れる。 若きナワルは難民の恋人を 兄弟に殺され、祖母は出産した赤ん坊の 足首にタトゥーを入れて孤児院に入れる。 村を出たナワルは息子を探しに行くがやっと見つけた孤児院は 戦争で焼かれた廃墟だった。 息子を殺されたナワルは孤児院を焼いた男に発砲し 13年間の過酷な監獄生活を送っていた・・・・・ 内戦の国でジャンヌとシモンが知った過酷な母の過去 衝撃的な結末に言葉を失う。 そして 日本人は平和ボケしてるなとつくづく思った。 その後 茶飯でランチ。 元町の私が好きな仏風アンティーク古本屋「シラサ」に行ってから 穴門街の古本屋「ちんき堂」へ。 此処って高校生の頃からしょちゅう歩いてたのに知らなかった; 最近 有名になったトンカ書店より いかがわしい匂いがして私好みv 「トイ・ドール」多田由美 「陰獣」バロン・吉元画/小池一夫監修江戸川乱歩原作 コミック2冊買う。 それから ぶらぶらと歩いてたら 友人がチャイという文字を発見 辿ると半分ザッカ屋半分チャイ屋「CHOUTARA」 って中はエスニック雑貨屋で窓際に高床式のエスニック喫茶コーナー。 ブーツ脱いで上がり込んだら 先客と後から来たカップルと 美味しいチャイを飲みながら、お初と思えない程、濃い話で盛り上がり(^^; これって 昔 インド古典舞踊習ってた時の空気だわw CHOUTARA 帰りにこれ買いそうになった; venetian opulence ![]()
新開地のアートヴィレッジセンターで「サルトルとボーヴォワール」を観た。
ジャン=ポール・サルトルはソルボンヌ大学で シモーヌ・ド・ボーヴォワールに出会い 二人は理想のパートナーとして死ぬまで、現在の事実婚の関係を貫く。 それを隠さないという提案をする。 サルトルは ボーヴォワールへの愛を誓いながら 他の相手との関係も認め合うという提案をし 女性が「結婚と独身しか選択できない」時代の因習に疑問を抱くボーヴォワールは それを受け入れながら 二人はお互いの浮気に苦しむ。 ボーヴォワールは米国人ネルソンからもらった結婚指輪を嵌めて サルトルと眠っているそう。 哲学者の映画というよりは 二人の様々な恋愛模様を赤裸々に描いた作品。 ボーヴォワール役のアナ・ムグラリスが 「シャネルとストラヴィンスキー」に出てた時は きついルックスと思ったけど 今作ではとても綺麗。 で友人に新開地で有名なおでんが美味しい「高田屋京店」に連れて行ってもらった。 おでんは特に好物ではないけど 確かに微妙な薄味で 白みそをかけた大根とか かなり美味。 映画の後 「高田屋京店」並びのレトロな「喫茶エデン」に連れていってもらったら びっくり、今観た「サルトルとボーヴォワール」の世界に入ったのかと思うほど レトロで洒落た喫茶店で マスターが三田村邦彦が来て来週TVで放映されるとか アートヴィレッジで写真展を開催中の「神戸ぶらり下町グルメ」の著者 芝田 真督氏が 入ってきて挨拶したり 面白い1日だった。 喫茶エデン
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説。
80歳の老人として生まれ、年齢と共に若返っていく男ベンジャミン・バトンの人生の物語。 ハリケーンが近づく病院の病床で、死期が迫った老女が 娘に古い日記を読んでくれと頼む。 1918年、ニューオリンズで若き夫が帰宅すると 妻は「息子を頼む」と息を引きとる。 そして息子は80歳の老人の姿をした赤ん坊だった。 父親はそのまま赤ん坊を抱いて家を飛び出し 老人施設に捨てる。 彼を拾った黒人の介護士クイニーは ベンジャミンと名付け 育て始める。 12歳になったベンジャミンは、施設の入居者の6歳の愛らしい孫娘デイジーと出会う。 ベンジャミンはボタン工場のオーナーと知り合う。 外の世界を知りたいと船で働き始め 初体験、人妻との恋、第二次世界大戦を経験する。 戦争で船を失ったベンジャミンが施設に戻ると、大人になったデイジーはバレエダンサーに なって活躍していた。 そして ボタン工場の経営者は実の父と知る。 二人の想いはすれ違うがやがて、デイジーが交通事故でダンサー生命を絶たれたとき、 二人は結ばれ、娘を産む。 自分の肉体だけが若返ってやがて子供になっていくのを 父として失格だと悩むベンジャミンは父の遺産を残し デイジーと娘の元を去る。 10年後旅から帰った時、デイジーには夫がいた。 そして二人が再々会した時・・・ ベンジャミンの父親が何も考えずに赤ん坊を捨てるのは ? ベンジャミンが父親が財産を譲ると言うのを断るのがカッコいいのに いつの間にかしっかりもらっている; デイジーに二人の子供を育てるのは無理だと蒸発するのも ? 老人の肉体を持つ子供の気持ちがもう少し描かれていたらと思った。 というかベンジャミンの内面の葛藤が浅く、さらーっと人生を描いた感じなのが残念。 後半がいい。 ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット) デイジー(ケイト・ブランシェット) エリザベス(ティルダ・スワントン
アートヴィレッジセンターで
「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を観ようと きちんと上映時間を確かめないで行ったら 1時間間違えて 観れないと思った1時間前の「グレン・グールド 27歳の記憶」に ギリ間に合った。 ちょうどモノクロの「27歳の記憶」がグールドのデビューから10年の 華々しい時代が中心(NYのスタンウェイ店の地下に山のように並べられた グランドピアノをどんどん弾き比べるグールドなど貴重なフィルム)で 数少ない友人、恋人 その子供たちのインタビューで構成される 「天才ピアニストの愛と孤独」が 出生から50歳の早過ぎる死までのグールドの愛と孤独の苦悩を描いているので 2本観てちょうど全生涯を網羅する感じ。 グレン・グールドはその天才ぶりと 夏でもマフラー、手袋、コートを着込み、いつも床上30cmのピアノ椅子を持参し 演奏会をせず 録音中はずっとハミングしているという奇行のピアニストとして 学生の頃から関心があったものの 当時はグールドが得意とする個性的なバッハにあまり興味が なかったからなのだけど 最近どんな人物なのか知りたいと思っていた。 同級生のインタビューで、彼独特のタッチと低い椅子の謎も解けた。 同じ師が 片方の指をピアノに当て もう片方の手の指でスタッカートのような 弾き方を伝授したらしい。 そして独特のバッハは 晩年驚くべき変化を遂げている。 「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」 公式さいと (2009年/カナダ/108分/ 配給:アップリンク) 監督:ミシェル・オゼ、ピーター・レイモント 出演:グレン・グールド、ジョン・ロバーツ、 ウラディーミル・アシュケナージ、他 「グレン・グールド 27歳の記憶」 (1959年/カナダ/58分/ 配給:クレスト・インターナショナル) 監督:ロマン・クロイター、ウルフ・ケニッグ 出演:グレン・グールド 映画を観て外へ出ると雪。 それから元町のYAMAHAに行く途中で見つけた 私好みの仏風の洒落た古本とギャラリーのお店「SHIRASA」発見。 パリ風の小さなのみの市をしていた。 ![]() SHIRASA内部記事 写真撮りたかったんだけど撮ってもよかったのかな 錆びた鳥籠とか 可愛いミニチュアアンティークファミリーアルバムとかとか。 お店のマダムは黒縁の眼鏡をかけて静かに本を読む知的な年配の女性。 元町映画館でアラン・ドロン特集 「世にも怪奇な物語」と「黒いチューリップ」。 来週は「あの胸にもう一度」。 でふらふらと南京街に久しぶりに行くとお腹が空いてきたので 歩きながら、いつもの角煮まんとココナツタピオカミルクで遅いランチ。 サンチカで「韓国風ホトック」の元を買いました^^
原作エリザベス朝期の劇作家クリストファー・マーロウの戯曲「エドワード二世」を
デレク・ジャーマン監督が映画化した作品。 父王の逝去で エドワード2世の元に追放されていた恋人 ピアズ・ガヴェストン(コーンウォール伯)が帰国。 エドワード2世はガヴェストンへの愛に溺れて統治不能に。 王妃イサベラはモーティマーと共に陰謀の為に二人を破滅させる計画を・・・ 静かで暗めの芝居風の映像な中、一人気品を漂わせる美しい王妃イサベラ 誰だろうと思ってたらティルダ・スウィントンだった←気付かない; 1991年 スティーブン・ウォーディントン: エドワード2世 アンドリュー・ティアナン: ピアーズ・ゲイヴストン ティルダ・スウィントン: イザベラ・オブ・フランス
仏のデザイナー、イヴ・サンローランのドキュメンタリー映画。
1958年以来サンローランの芸術的支援者であり恋人であり続けた ピエール・ベルジェ氏の語りで綴られる。 21歳という若さでクリスチャン・ディオールの後継者になり 50年間世界のファッションを リードしたイヴ・サンローラン。 10万点以上の写真や映像に映し出される華やかな舞台とは裏腹に 定期的なコレクション発表の過酷なプレッシャーに ナイーブなサンローランは 「若い時代を経験しなかった」と話し、 神経症に苦しみ、アルコールやドラッグに逃避していく。 ディオール、コクトー、マリア・カラスの写真 カトリーヌ・ドヌーブ、フランス公爵の娘、ルル・ド・ラ・ファレーズ・・・ 没後のサンローランとベルジェが集めた美術コレクションが パリでオークションにかけられるのを見守り、デザイナー サンローランの 全てを見届けたベルジェ氏が オークション後に去っていく後姿が寂しい。 新開地のパルシネマ公園はアサヒシネマ以来の好きな映画館になりそう。
暗い森の端にある村。
ヴァレリーは幼友達ピーターと愛し合っている。 母親は金持ちの息子ヘンリーと婚約させられ 二人は村から逃げる計画を立てるが ヴァレリーの姉ルーシーが狼に襲われ死ぬ。 村人たちは、魔物ハンター、ソロモン神父を招く。 ソロモン神父は狼は人狼で 村人の中に犯人がいると告げる。 13年に一度の血のように赤い月の夜 ヴァレリーはお人狼に話しかけられたのが原因で ソロモン神父はヴァレリーを生贄の魔女として広場に晒し者にする。 人狼はピーターなのか?ヘンリーなのか?・・・ 周囲の反応は今いちだったけど ダークメルヘンマニアなので好きv アマンダ・サイフリッド(ヴァレリー) ゲイリー・オールドマン(ソロモン神父) < 前のページ次のページ >
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